大相撲春巡業は10日、千葉・成田市で行われ、伊勢ケ浜部屋の楯山親方(元幕内誉富士)が取材に応じた。前日9日、弟子の幕内伯乃富士に暴力を振るった伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)の処分が2階級降格などに決定したことに言及した。

2月の酒席で、伯乃富士が知人女性の太ももを触るなど不適切行為を働き、伊勢ケ浜親方が顔面を2発殴打した。楯山親方は「暴力はいけない」と前置きした上で、処分は「世間的に甘すぎると言われているが、状況もある。自分の中では妥当だと思う」と話した。きっかけとなった伯乃富士について「お酒はこりごりと反省している」と言及。「酒が入ると気持ちが大きくなり、普段しないことをしてしまう。酒の席で飲ませないのが一番」と対策を明言し「真面目に相撲を頑張るしかない」と後押しした。

全45部屋で、ともに最多の力士32人、関取7人を擁する一大勢力。「昨日処分が明確に出て一安心。区切りになった」と口にし「自分が見る限りはない」と部屋内に動揺はないと強調した。今後は日本相撲協会などの指導監督下で再出発し、部屋付き親方4人も含め集団指導体制となる。【飯岡大暉】