SKE48兼SNH48宮沢佐江(25)が31日、名古屋のSKE48劇場で卒業公演を行った。スピーチ全文は以下の通り。

 ついにこの日がやってきちゃいました。こうやって今ドレスを着て、ステージの真ん中でお話をさせてもらってるけど、やっぱりまだ実感がなくて…。10年間、短かったけど、すごくいろんな時間を味わって、なんやかんや長い時間だったんだなと、しゃべりながら思います。

 何で泣いてるかって言ったらね、本当に私はSKE48に感謝をしています。アイドルとしてやるべきことはやったと思うし、悔いは1つもありません。だけど、SKEのメンバーと離ればなれになってしまうのが、すごく寂しいです。私は2年前の今のチームSのときに「すごいチームになります。してみせます」って言いました。すごいチームになったでしょう? それだけは、自慢になるぐらいすてきなチームになったと思う。でもそれは、私の力じゃなくて、外からやってきた私を1日でも早く仲間にしてくれたチームSのメンバーのおかげです。みんな本当に、本当に、本当にありがとう。

 そしてSKEのファンのみなさん、すばらしい劇場で、先日は単独のガイシホールで卒業コンサート、卒業公演をやらせていただき、ありがとうございます。最初はいろんな方から、いろんな言葉をかけてもらったり、あまり聞きたくないことも耳に入ってきたりしました。だけど、負けずにやってきて良かったと思います。今はそんなことを忘れて、楽しいことでいっぱいだったと笑顔で言えます。ご迷惑やご心配をかけてしまったけど、ここで終止符を打てたのは、SKEのファンのみなさんのおかげです。

 私を応援してくださっているみなさん、10年間、アイドル、突っ走ってやってきました。どこでみんなと出会って、どこで私を知って、どんな形で応援し始めたか分からないけど、私を見つけてくれて、私を育てて、応援してくれてありがとう。

 これから先のこと、不安いっぱいだけど、ファンのみなさんが私の自慢です。自慢のファンのみなさんです。いろんなことがこれからあると思うけど、みんなと1歩ずつ前に進みたいし、みんなに背中を押してもらいたいと思う。

 もちろん、これから1人で活動していく上で、もっともっと宮沢佐江を知ってもらって、ファンも増やしていかなきゃと思うけど、この48グループで出会って、今、応援してくださっているみなさんがずっといてくれたら、別に増えなくていいやって思えるくらい、みなさんを信じているし、愛しています。本当に、本当にありがとうございます。

 最後の歌、ちゃんと歌えなかったけど、最後のわがまま、もう1つ、聞いてもらっていいですか? 昨日発売された「チキンLINE」のカップリングに、先ほど歌わせていただいた「旅の途中」も収録されているんですが、新しい矢方チームSの楽曲も入っています。それをファンのみなさんと、みんなが歌っている姿を見たい。メンバーのみんな、いいですか?