-アイドルの恋愛論について世間の賛否両論は知っていますか

 須藤 私の意見ですか? 私は…、私は…、アイドルが好きだった身ですし、好きになる気持ちが分からなかった時は、ものすごくグループのことに一生懸命になってたら、恋愛する暇はないと思ってた。でも人を好きになって思ったのは、恋愛禁止ってルールで我慢できる恋愛は、恋愛じゃないんじゃないかなって思ってしまいました。

 -本にもそんなくだりがありましたよね。自分の哲学は間違っていなかった

 須藤 でも今回こうやって騒がれてるのは、いろんな要因があって。自分にも立場もありますし、応援してくださる気持ちもありますし、そうやって恋をしちゃったから仕方がないって割り切れないのも本当です。

 -卒業生からの批判は普通ならショックですが

 須藤 本当に私もずっとこのグループが好きで見ていたので、自分の勝手なことで、総選挙っていう今まで先輩方が築き上げてくださったものに水を差してしまったことは本当にすごく申し訳ないって思ってました。

 -あそこまでの反応は想像していなかった

 須藤 でも、どんな批判も覚悟していました。そのことを考えていなかった訳ではなく、その上で言いたかった。

 -周りからどう言われても折れるわけじゃなかった

 須藤 はい。今まで活動してきたことに対しても自分の口で言わなきゃと。

 -総選挙期間は苦しかった。ずっと言いたかった

 須藤 はい。

 -最終的にいつ言おうと決めた

 須藤 言うことは自分の口から言いたい。言わないって選択肢はあの場では限らず無くて、総選挙で言うのを決めたのはいろんな人と相談して、ギリギリまで相談して。話したってことを伝えて、それをいろんな人たちが確認してくださった。一部の方々なんですが。

 -相手方のご両親にあいさつは

 須藤 いや、相手方の親御さんも私の親も結婚を前提に付き合っているっていうことは知っていたんですけど、あの場で発表するとは知らなかった。

 -交際期間中で家族ぐるみでの付き合いをしていた

 須藤 はい。家族ぐるみの付き合いです。

 -正式なあいさつは

 須藤 正式ではなく、相手から伝えてもらってた。

 -婚約までしていますか

 須藤 約束をしてます

 -どんな家庭を築きたい

 須藤 すごく幸せにしたいと思います。