年内いっぱいでAKB48を卒業する「まゆゆ」こと渡辺麻友(23)が、地元埼玉のさいたまスーパーアリーナで卒業コンサートに出演した。

 開演前には影アナウンサーも担当。「緊張と不安と心配と、何とも複雑なドキドキ感で迎えようとしています。一生に1度しかない卒業コンサートなので、皆さんの心に残るようなすてきな公演になるように、メンバー一同、力を合わせて頑張りたいと思います」と、緊張で声を震わせながら意気込みを語った。

 初のオリジナル公演「パジャマドライブ」のオープニング曲「初日」でスタート。40人構成のオーケストラ生演奏をバックにソロで歌った。高ぶる感情を押さえきれず、序盤から涙声になった。途中で歌えなくなると、ファンから「まゆゆ~!」と大声援の後押しを受け、歌いきった。

 48グループの現役メンバーら101人が出演し、AKB48グループ史上最高の王道アイドルの門出を見守った。

 渡辺の卒業で、元祖「神セブン」と呼ばれる第1、2回選抜総選挙の上位7人が全員、グループから巣立つ。