NMB48の絶対エース、山本彩(25)の卒業コンサート「SAYAKA SONIC~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」が27日夕、大阪・万博公園でスタートした。

シンガー・ソングライターを夢見て、グループに加入して8年。キャプテンでエース、センターとしてけん引してきた。将来の目標のひとつにあげてきたのが野外フェス。最後にその夢をかなえ、晴天の芝生を前にステージに立った。

開演前には、山本が子供の頃の写真から、加入後の斜視をスライドで表示。CMソングのソロ曲「ひといきつきながら」が流れる中、スライド写真を観客約3万人が見入り、静まりかえって開演を待った。

冒頭、山本が1人でステージに立ち、続々とメンバーが登場。NMB48の山本彩としての集大成ライブは、山本のソロで始まる「初めての星」で幕を開けた。

ライブにはOG渡辺美優紀(25)ら卒業した1期生20人も集結。グループを山本との両輪で羽ばたかせた渡辺と山本は、「さやみるきー」と呼ばれ、AKB48グループきっての名コンビだった。

キレ味抜群のAKB48グループきってのダンサー山本と、ワンテンポあえて遅らせて柔らかく踊る渡辺。NMB48の代名詞的ダブルエースが、この日、16年8月の渡辺の卒業以来、約2年3カ月ぶりにそろい踏んだ。渡辺の卒業シングル「僕はいない」を2トップでパフォーマンスした。