AKB48劇場支配人からの退任が発表された細井孝宏氏が8日、公式ブログでファンに謝罪した。

7日夜、グループを運営する株式会社AKSが、「NGT48に関する事案について第三者委員会にて調査中であるにも関わらず、立場ある人間が不適切な行動をしてしまったことを、会社として厳粛に受け止め」と細井氏の退任と、NGT48劇場前支配人の今村悦朗氏との契約解除を発表していた。

細井氏は「お詫び」と題したブログで「元関係者による昨夜のTwitter投稿により、ご不快に思われた多くの皆様に私からもお詫びを申し上げます。大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

6日夜、元AKB48劇場支配人の戸賀崎智信氏がツイッター上に、今村氏、細井氏との酒席での3ショット写真とともに、1月に起こったNGT48メンバーの山口真帆(23)に対する暴行被疑事件について言及。「色々聞いた。みんなぐたらない」(原文まま)、「報道に惑わされないように」と投稿(現在は削除)。ネットで批判が相次いでいた。そして、山口も、事件後にファンの前に姿を見せていない今村氏らを批判するツイートをリツイートしていた。

細井氏は「NGT48の事案に関して第三者委員会での調査中という状況の中、また、メンバーやスタッフが厳しいご批判をいただきながらも頑張ってくれている中、立場や責任のある私が軽率な行動を取ってしまいました」としながら、同席した理由について「私自身、この状況下でNGT48前支配人と食事に同席するのはいかがなものかと躊躇する気持ちもありましたが、同じ支配人として活動を共にしてきた元NGT48劇場支配人への個人的な思いもあり、元関係者も含め、その場に参加しました。最終的に参加を決めたのは私自身ですので、何の申し開きもございません」とした。

細井氏は17年4月から、AKB48劇場支配人を務めてきた。「至らないことも多々ございましたが、今まで支えてくれたAKB48メンバーやスタッフ、そしてファンの皆様に何のお礼もできないまま、このような形でAKB48劇場支配人の職を去るのは痛恨の極みではございますが、このままとどまるべきではないと判断致しました。最後に、現在の私の口から言えることではないのかもしれませんが、今後とも変わらぬAKB48グループへの変わらぬお引き立ての程、何卒よろしくお願い申し上げます」とつづった。

細井氏が退任したAKB48劇場支配人のポジションは、いったん空席とするという。