東日本大震災から8年を迎える11日を前に、AKB48グループが今月2日、被災地訪問を行った。震災が起こった11年に立ち上げた「誰かのためにプロジェクト」の一環で、通算69回目の訪問。メンバー18人が3組に分かれ、岩手・大槌町、宮城・石巻市、福島・南相馬市に訪れた。

メンバーたちは被災で犠牲になった人たちへ献花し、黙とうした。復興支援ライブも開催し、「365日の紙飛行機」「恋するフォーチュンクッキー」などの代表曲や、震災復興応援ソング「掌が語ること」などを披露。じゃんけん大会や記念撮影、ハイタッチでのお見送りなども行った。

初の被災地訪問だった11年5月以来、岩手県・大槌町を訪れた柏木由紀(27)は「その時来ていたという男性と8年ぶりに再会して『あの時来てくれてありがとう』と言ってくださって、こうやって続けてきて本当によかったです」とコメント。石巻市を訪れた横山由依(26)も「震災を忘れないようにしていってほしいという意味も含めて、やっぱりこの活動は続けていきたいです」と話した。関係者によると近く70回目の訪問も行う予定で、今後も被災地復興を応援していくという。