AKB48が30日、東京・秋葉原のAKB48劇場で新公演「僕の夏が始まる」初日公演を行った。公演前にゲネプロを公開した。

柏木由紀(27)が選曲や構成を考案。グループのおよそ1000曲を超える楽曲の中から、16曲を選曲した。約1カ月間、1日3時間ほど曲を聞き直したという柏木は「いろいろな曲を全部聞いて、今のメンバーで歌ったらいいと思う曲や、劇場で歌いたい曲を選びました。私自身も聞きなじみのない曲や知らない曲もたくさんあって、メンバーとしてもまだまだだなと思いました」と明かした。

オープニングの「3つの涙」は、12年5月発売のシングル「真夏のSounds good!」の収録曲で、コンサートなどでもほとんど披露されてこなかった“隠れた名曲”。昨年の「AKB48グループセンター試験」で1位だった、総監督の向井地美音(21)も「何の曲だっけ? となりました。今まで新公演に出る時には、もともと知っている曲が多かったので、今回歌詞を覚えることも5~6年ぶりくらいにやりました。1000曲以上ある中から、掘り出してくださった柏木さんに感謝します」。

今後はこの日の出演16人だけでなく、グループのメンバーが次々と出演していく。柏木は「初日までに、すごく一生懸命で、仲間と協力するAKBの良さを実感した。違った16人でも、個性を出せるようにしたので、できるだけ多くのメンバーに出てもらって、良さを出してくれたらいいと思います。小さいことかもしれないけど、劇場が大切ですし、そういうAKBを応援していて良かったと思ってもらえるようにしたい」と話した。