「女性アナの水曜日」は先週に続いてTBS2年目の良原安美アナウンサー(24)です。3回連載の2回目となる今回、アナウンサーになった経緯や、目標、理想のアナウンサー像などを語ってくれました。

スタジオの定位置で笑顔を見せるTBS良原安美アナウンサー(撮影・中島郁夫)
スタジオの定位置で笑顔を見せるTBS良原安美アナウンサー(撮影・中島郁夫)

アナウンサーを志したきっかけは、大学受験直後に言われた母親からの「アナウンサー、いいじゃん」という言葉だった。「父が昔からアナウンサーになって欲しいと思っていたらしいです。(母に)その吹き込みがあったみたいです」。高校時代に入学式や文化祭などの公式行事で司会を任されることが多かったこともあり、大学の入学時点では「友達に『アナウンサー目指しているんだよね』ってぺらぺらしゃべっていました。今考えると『よく言えたな』って感じですね」と苦笑いで振り返った。

本人は否定するが道のりは順調そのもの。「アナウンサーといえば、まずミスコンだろ」と大学2年時に大学のミスキャンパスコンテストに出場するとグランプリに輝く。芸能事務所にスカウトされ、他局の番組でお天気キャスターを務めながら就職活動を行い、TBSの内定を勝ち取った。

現在「Nスタ」でニュースを解説するニュースプレゼンターを務めるが「いずれは真ん中に座りたい」という思いを秘めている。そのために、自局の全番組を録画し、他局も見て勉強する。「追い込まれた時もぱっと切り替えて尺通りにできるのは職人技。『こういうときはこういう風に切り替えるのね』とかを参考にしています」。

多くの先輩を尊敬している。「届かない存在として憧れ」と話す安住紳一郎アナウンサー(46)からアドバイスをもらった。「『もっとこういう風に声を出した方がいいよ』みたいな声の出し方などの基本的なことから、ボードをさす指など本当に細かいところまで見てくださる」。そして、理想のアナウンサー像について「報道を軸にしつつも、素顔がわかる方に憧れます。人間味のあるキャラクターがわかりつつ、ニュースをちゃんと読めて信頼できる人になりたい」と語り、将来の目標を掲げた。

◆良原安美(よしはら・あみ)1995年(平7)10月9日、神奈川県生まれ。立教大学経済学部を卒業して、18年にTBS入社。19年6月から「Nスタ」のニュースプレゼンター。19年4月から「サンデー・ジャポン」でリポーター。身長171センチ。血液型A。趣味は読書、映画観賞。