<本日のごのへのごろく 「感謝です 企業努力で うまい麺」>

 ついに出ました、ロカボ(注1)のパスタ! 私、ロカボダイエットを始めて約1年になりますが、この1年、外食でパスタを食べるのはなるべく我慢してきました。それが、なんと、ついに、ファミレスで低糖質のパスタが食べられて、しかも美味しいというグッドなニュースが舞い込んできたのです。連載「ごのへのごろく」、今回はダイエット編第21回「ロカボの新商品・ココスのパスタ&デザートリポート」です。

ココスで新発売の『ロカボ トリュフと半熟卵のカルボナーラ』を持つ五戸美樹(2017年11月、ココス・ロカボメニュー発表会の会場にて)
ココスで新発売の『ロカボ トリュフと半熟卵のカルボナーラ』を持つ五戸美樹(2017年11月、ココス・ロカボメニュー発表会の会場にて)

 ■ロカボのパスタ&デザート新発売■

 (株)ココスジャパンが全国に展開するファミリーレストラン「ココス」は、ゆるやかな糖質制限「ロカボ」の認証を受けたパスタ2品とデザート3品を、11月30日(木)に新発売しました。

 ココスジャパンは、(株)ゼンショーホールディングスの傘下。ゼンショーとしては「すき家」の「ロカボ牛麺」に続いてのロカボ商品です。(3月30日更新の番外編「サラリーマンを救うガッツリな健康食」をご参照ください)

(株)ココスジャパン社長の池田安希子氏(左)、グループ営業戦略本部の松井伸成氏(中央)
(株)ココスジャパン社長の池田安希子氏(左)、グループ営業戦略本部の松井伸成氏(中央)

 ■低糖質パスタを楽しめる幸福■

 パスタは通常ですと糖質が70〜100gほどありますので、ロカボの範囲に収めるなら、パスタを半分にすれば食べられるのですが、残すのももったいないので、ロカボダイエットを継続中の私は、長らくパスタを外食で注文するのをあきらめていました。それが、ついに、ファミレスでロカボのパスタを食べられるようになったのです!

ココスの『ロカボ トリュフと半熟卵のカルボナーラ』は生クリームとベーコンが入ったカルボナーラソースに、黒トリュフと白トリュフオイルが加わり絶品
ココスの『ロカボ トリュフと半熟卵のカルボナーラ』は生クリームとベーコンが入ったカルボナーラソースに、黒トリュフと白トリュフオイルが加わり絶品

 ■絶品!ロカボのカルボナーラ■

 ココスで発売されたロカボのパスタ、1つ目は『ロカボ トリュフと半熟卵のカルボナーラ』(税別990円)。糖質は39・2gでばっちりロカボの範囲内。半熟卵を崩してパスタと絡め、口に運ぶと、トリュフの良い香りに包まれ、生クリームと卵の濃厚な味わいが広がります。パスタは弾力があってモチモチ。これは低糖質だと言われないとわからない。心から美味しいカルボナーラです!

ココスの『ロカボ 茄子ときのこのボロネーゼ』は国産の茄子と国産のしめじとともに、牛肉たっぷりのミートソースと合わせた具材感あふれる一品
ココスの『ロカボ 茄子ときのこのボロネーゼ』は国産の茄子と国産のしめじとともに、牛肉たっぷりのミートソースと合わせた具材感あふれる一品

 ■おすすめ!ロカボのボロネーゼ■

 新商品パスタ2つ目は『ロカボ 茄子ときのこのボロネーゼ』(税別990円)。糖質は38・2g。大きな茄子をはじめ野菜がたっぷりで、ミートソースはお肉がゴロゴロ入っています。このソースの旨みが最高で、ペロッとたいらげてしまいます。こちらもパスタ自体が美味。

 低糖質のパスタというとこれまでは、硬かったり、弾力がなかったりするイメージでしたが、ココスのパスタは本当に美味しいのです。

ココスの『ロカボ 柚子のギリシャヨーグルト』(向かって右)、『ロカボ 柚子香る宇治抹茶のグラスデザート』(左)も試食。どちらも柚子の香りが良く、甘みもしっかり
ココスの『ロカボ 柚子のギリシャヨーグルト』(向かって右)、『ロカボ 柚子香る宇治抹茶のグラスデザート』(左)も試食。どちらも柚子の香りが良く、甘みもしっかり

 ■小麦粉の使用量を抑える企業努力■

 どうして低糖質のパスタを実現できたかというと、小麦粉の使用量を抑え、「難消化性でんぷん」を使用しているからだそう。詳しくは企業秘密ですが、大変な企業努力があったことが窺えます。

 これで税別990円という価格設定は、破格だと思います。従来品より値段は上がりますが、かなり頑張って1000円以下にした印象です。それほどロカボ商品に力が入っていて、たくさんの方に食べてもらいたいんだと思います。

ココスの『ロカボ ガトーショコラ』(左)、『ロカボ 柚子香る宇治抹茶のグラスデザート』(右上)、『ロカボ 柚子のギリシャヨーグルト』(右下)
ココスの『ロカボ ガトーショコラ』(左)、『ロカボ 柚子香る宇治抹茶のグラスデザート』(右上)、『ロカボ 柚子のギリシャヨーグルト』(右下)

 ■味も量も満足のロカボデザートも■

 ロカボのデザート3品も同時に新発売になりました。グルテンフリーの『ロカボ ガトーショコラ』(税別390円)、旬の柚子を使用した『ロカボ 柚子のギリシャヨーグルト』(税別330円)、『ロカボ 柚子香る宇治抹茶のグラスデザート』(税別330円)。全て糖質10g以下で、全て試食しましたが全て美味しいです!

 (予告と内容を変更しました。次回ダイエット編は「適切な塩分摂取とは」の予定です)

【五戸美樹】(日刊スポーツ・コム芸能コラム「第58回・元ニッポン放送アナウンサー五戸美樹のごのへのごろく」)

 (注1)「ロカボ」は、“ローカーボハイドレート”の略で、“ロー(低い)+カーボハイドレート(糖質)”のこと。1食の糖質摂取を20g~40g、1日70g~130gにする、ゆるやかな糖質制限。目安はコンビニのおにぎり1個で糖質40g。

 【参考図書】山田悟先生の新著書『糖質制限完全マニュアル 血糖値が安定すればやせられる』(文藝春秋)。また、山田悟先生の著書『ロカボで食べるとやせていく』(幻冬舎)、『カロリー制限の大罪』(幻冬舎新書)。

新商品発表会では、ロカボ新商品の監修もされている山田悟先生(左)の講演も行われました
新商品発表会では、ロカボ新商品の監修もされている山田悟先生(左)の講演も行われました

 ◆山田悟(やまだ・さとる)1970年、東京生まれ。1994年慶應義塾大学医学部卒業。2002年から北里大学北里研究所病院勤務。同病院医療連携室室長、糖尿病センター長、医学博士。一般社団法人「食・楽・健康協会」を設立、代表理事を務める。日本における糖質制限の第一人者。「ロカボ」の名付け親。「糖質制限の真実」(幻冬舎)をはじめたくさんの書籍を出版、メディアにも数多く登場。