乃木坂46、4期生の林瑠奈です。




ふと思ったことだが、私はCDが好きだ。




できることならストリーミングではなく、


自分の好きな曲のCDを


全てパソコンに取り込んで、そこから


自分の携帯に移すという手間だってかけたい。




ただそれでは時間もお金も底を尽きてしまうし


細めの塔が建つぐらいには


CDがあふれてしまうだろう。




だから今まで通りCDを買ったものには


手間をかけて、


それ以外はストリーミングで聴く。




それに私の携帯は常にキャパオーバーだ。




その原因が意味のない写真や


替えの効く動画であることはわかっているが


音楽だって原因の10%ぐらいは


占めているだろう。




キャパオーバーし過ぎて、


写真フォルダを開いたときに


「あれ、この写真モザイクかな?」


となる状況だけは避けたい。




写真でそうなるのだから、


動画はもっと耐えられない。




3カ月前に撮った動画を再生しようとしても


5分くらいクルクルしている。




通信制限がかかったわけではないのに、


容量の関係でイライラさせられるのは


まっぴらごめんだ。




話が逸れてしまったが私はCDが好きだ。




なぜ好きなのかは想像がつく通り、


形のあるものだからである。




数ある音楽サイトが普及している今、


昔のようにCDを貸し借りするようなことは


ほとんど無くなったのではないだろうか。




昔と言うと私は全盛期の人間ではないが、


それでも中学時代は


CDを貸し借りしていたものだ。




当時は携帯の制限があったから、


アプリなんかをむやみやたら


インストール出来なかったことも


理由の1つだが、CDの貸し借りが確かに


コミュニケーションとして存在していた。




形のあるものと言えばCDだけではない。




プリクラだってそうだ。




データがあれば


シールはいらないという人が増えた。




だから


インスタント写真のようなデザインだったりと


プリクラは〝貼るもの〟ではなく


〝お洒落に見せるもの〟として


変わっていったのだろう。




ただ中には、多種多様な写真アプリがある今


プリクラ自体撮らないという人も


沢山いるだろう。




プリクラと同じぐらい、


あるいはそれ以上に可愛く加工することのできる


写真アプリの普及率は、女子中高生の間で


100%を超える勢いではないだろうか。




1つではなく


何種類ものアプリを駆使する者も多い。




確かに、


プリクラは別に撮らなくてもいいという者の


気持ちも理解できる。




お金を払って写真を撮らなくても、


自分達好みに何通りもの写真を撮ることのできる


写真アプリは画期的だ。




だが私は、それでもやっぱりプリクラが好きだ。




その日の思い出を形として具現化できる


素敵な場所だと思う。




どの機が盛れるとかそういうのより、


画面越しではないリアルとして


残せるものが欲しいのだ。




だから、友達とどこかへ出かけたときには


いつもプリクラを撮るし




そのプリクラを毎度携帯ケースに挟むから


携帯の厚みが


1.5倍ぐらいになっていたときもある。




今はケースを変えて直近2枚までと


自分ルールを決めたが、それでも


背面が透明になっているケースを選ぶのは、


どうしてもプリクラを挟みたいからだ。




どんなものでも形があるものには愛着が湧く。




こんな性格だから物が捨てられず


片付けが苦手なんだとつくづく気付かされるが


きっと私は変わらないだろう。




もし地球最後の日なんてものがあったら、




私はカバン掛けのように


荷物を抱えているに違いない。