櫻坂46渡辺梨加(25)が、14日発売のセカンドシングル「BAN」について語ります。“グループ史上最高難度”ともいわれる力強いダンスを、地道な努力でものにしました。16年4月6日に欅坂46としてデビューして、今日6日で丸5周年。成長を実感し、自分の役割も自覚しています。【取材・構成=横山慧】

クールな表情を見せる櫻坂46渡辺梨加(撮影・山崎安昭)
クールな表情を見せる櫻坂46渡辺梨加(撮影・山崎安昭)

「BAN」は櫻坂46らしい、力強いメッセージの込められた楽曲だ。「今までで一番ダンスが激しくて難しい曲です。サビに繰り返しの振りがないので覚えるのも大変でした」と明かした。ミュージックビデオは、兵庫・淡路島で撮影。「撮影まであまり時間がなかったので、振りを覚える時もみんなより早く来てダンサーさんに教わって、家に帰ってからも練習していました。みんなよりも頑張らないといけないな、って思ったので」と振り返った。

昨年12月に発売した櫻坂46としてのファーストシングル「Nobody’s fault」では、表題曲歌唱メンバーに選ばれなかった。櫻坂46改名後、「BAN」で初めての表題曲メンバーとなった。「ファーストの時はファンの方がすごく悲しんでいたので、次は絶対に入りたいなと思っていました。『どこにいてもずっと応援してるから』って言ってくださっていたので。うれしかったです」と心境を明かした。

キュートに振り付けを披露する櫻坂46渡辺梨加(撮影・山崎安昭)
キュートに振り付けを披露する櫻坂46渡辺梨加(撮影・山崎安昭)

メンバー発表後、「オンラインミート&グリート(個別トーク会)」でファンと会話を交わしたという。「すごく喜んでくれました。泣いちゃっている女の子の方とか、ケーキを用意してくれた方もいました。ずっと味方でいてくれるので、支えられているのを本当に感じます」と感謝した。

「BAN」リリースに伴い、歌番組にも多数出演する見込みだ。「たくさんの方に聴いてほしいです。イントロで、土生(瑞穂)ちゃんやみいちゃん(小池美波)と向き合って空手のような振り付けをするところは、『ビシッと決めて!』と先生に言われているので、見てほしいです!」とアピールした。

ほほ笑む櫻坂46渡辺梨加(撮影・山崎安昭)
ほほ笑む櫻坂46渡辺梨加(撮影・山崎安昭)

16年4月に欅坂46としてデビュー。昨年異例の改名を経て、現在に至っている。「5年間は、あっという間だったような気もするけど、いろいろありました。でも今は前向きに頑張っています」。欅坂46時代から振り付けを担当しているTAKAHIRO氏からは、今回の「BAN」制作にあたって、「当時に比べて、ダンスが強くなったね」と褒められたという。

「(欅坂46デビュー曲の)『サイレントマジョリティー』の時よりは、振りを覚えるのが早くなったと思います。とにかく、練習するしかないです」

もともと自身のファンだった関有美子(22)はじめ、後輩の二期生も加入した。「仲良くなりたいので、二期生と積極的に写真を撮っています。『ちょうだい』って言われたら、お菓子もいっぱいあげます。パンとかクッキーとかハリボー(グミ)とか。今日も持ってますよ」とほほえんだ。

「Ray」の専属モデルや「LARME」のレギュラーモデルを務めており、グループでも特に女性ファンが多いメンバーの1人だ。「ファッション誌のお仕事もさせていただいているので、女の子たちにも櫻坂を広めていきたいです。まだ改名したグループ名を知られていない部分があると思うので」。優しいファンや周囲に支えられ、最年長はゆっくりだが確実にステップアップしている。

「櫻ポーズ」を決める櫻坂46渡辺梨加(撮影・山崎安昭)
「櫻ポーズ」を決める櫻坂46渡辺梨加(撮影・山崎安昭)

◆渡辺梨加(わたなべ・りか)1995年(平7)5月16日、茨城県生まれ。15年8月、欅坂46の一期生オーディションに合格。昨年12月に櫻坂46として“再デビュー”。愛称「べりか」「ぺーちゃん」など。166・5センチ。血液型O。