「咲ドル火曜日」第1週は「アタックNMB48」。新澤菜央(21)横野すみれ(19)は23枚目シングル「だってだってだって」(発売日未定)で、6期生で同期の原かれん(19)貞野遥香(17)とともに初選抜を果たした。ミュージック・ビデオ(MV)やジャケット写真の撮影時を振り返り、新澤と横野は貞野からダンスパフォーマンスを、原からアピール力を学んだ。【取材・構成=星名希実】
貞野はSNSで特技のクラシックバレエを披露する動画「アン・ドゥ・トロワ」が話題となっている。原は身長168・5センチのスタイルで、2月には東京ガールズコレクションのステージに立った。「必殺技はかれんたんビームぴろぴろ」。独特の世界観も武器だ。
新澤 選抜に入って変わったことは?
原 焦りが余計に増しました。いつも焦ってたけど、それ以上に、まだ認めてもらってないって、すごい実感したし、悔しさもあったり。自分のすべてにおいて焦りと悔しさ…。でもうれしいのもあって、頭の中がものすごいことになりました。うれしいけど心配やねん。
貞野 いざ選抜のメンバーに自分がなると、もっともっと上にいきたいって欲も出てきたし、このまま「あわあわ」してたらあかんなって思って、自分に何ができるか考えるようになりました。
「だってだってだって」のMVは、学校を舞台に、女子高生の恋愛自主映画を制作する青春群像劇を描く。体育館でダンスを披露するシーンも。新澤と横野はMVとジャケット写真撮影時を振り返り、貞野のダンスパフォーマンスと原のアピール力に驚いたという。
新澤 はるちゃん(貞野)はパフォーマンスが飛び抜けてる。ホテルで深夜までダンスの練習に付き合ってくれて、なんとなく一緒に踊ってた感じやったけど、MV撮影本番の直前のダンス見て、別人みたいにバリバリ踊ってた。「人変わった」と思った。
横野 すごい目をひくし、ダンスのしなやかさもすごい。高校生組としてフレッシュにやってる姿もかわいかった。
貞野 パフォーマンスでは、研究生公演のとき、ダンスの先生に「存在感がない」ってずっと言われてて、それがすごい悔しくて。自分で先輩方のパフォーマンスを何回も見て研究した。劇場公演の自分のパフォーマンスも分析しました。踊り方も、バレエのよさが出るとこは出るけど、姿勢がよすぎて、みんなと違う動きとかがよくあったので、そこを自分で直しながら、きれいにかっこよく見える踊り方を勉強しました。
新澤 かれんたん(原)は、ジャケットを撮影するときに1番で、私は最後の方だったんで見守ってたんですけど、カメラ写りとか自分の写り方とかめっちゃ知ってて、慣れてるなって勝手に勉強してました。
横野 物おじせずに、先輩にも「ぴろぴろ」とか言っていくとこがすごい。自分のアピールがうまい。私はそういうのができないタイプなので。
原 先輩とかのパフォーマンスって、本番でしか見られない姿ってあるじゃないですか。そこで学んだことを次で生かそうとか、先輩、同期のマネしようとかはよく考えたりする。あと…「ぴろぴろ」は、無敵な言葉だと思ってるので、いっぱい使って、それで仲良くなりたいな。ちょっとでも印象に残ればいいなと思っています。
◆原(はら)かれん 2001年(平13)3月15日、大阪府生まれ。18年7月デビュー。今年1月、チームB2昇格。身長168・5センチ。血液型不明。愛称「かれんたん」。
◆貞野遥香(さだの・はるか)2002年(平14)6月30日、大阪府生まれ。18年7月デビュー。今年1月、チームN昇格。身長157センチ。血液型A。愛称「はるちゃん」。