独特な“アニメ声”が特徴のアイドルグループ、私立恵比寿中学の広田あいか(16)に、「本当の地声はもう少し低いはず」だという“声質詐称疑惑”が持ち上がった。

 広田は2日深夜放送のテレビ朝日系「中居正広のミになる図書館」にゲスト出演。「知らなきゃ良かった」話として、広田の特徴のある声について話題となった。広田は自身の声について「アニメ声でもないですけどね」といい、「こんな声のアニメの人いますか?」と首をかしげた。そこに音の専門家である日本音響研究所の鈴木創所長が登場し、広田と似ている声を周波数から探した。一般的な女性の声が「約200~250Hz(ヘルツ)」で、広田は「約300~500Hz」だという。

 鈴木所長は「高い声は一般的には悲鳴だとか、自分が危険であることを相手に知らせるときに出る声」だといい、広田の声について「不快に思う人もいるかもしれない」と分析した。

 その後、広田と似ている声を探していくが、結局、近い声が見つからなかった。だが、広田の声の周波数を30%下げると、お笑いコンビ、南海キャンディーズの山崎静代(36)とほぼ同じであることが判明した。

 また、鈴木所長は身長が高くなると声が低くなってくるといい、身長が160センチだという広田に対し、「本当の地声はもう少し低いのでは」と声質詐称疑惑を投げ掛けた。すると、広田は「歌を歌うと低い声が出る」と主張し、実際に歌声を披露すると、アニメ声ではない、明らかに低い声が発せられた。

 出演者から疑いの目が集まる中、低い声を出そうとする広田に対し、MCを務めるSMAPの中居正広(42)が声質詐称を感じたのか、「危ないね。止めておこうか」と制した。