末期がんで今年末までの余命と公表している発明家ドクター・中松氏が、87歳の誕生日を迎えた26日に都内で記者会見を開いた。

 がん治療法の発明を今年中に10種類できれば「前立腺導管がん」が完治すると主張。CDと書籍を発表し、お茶と飲料、食べ物も開発したが、まだ半分の5種類だという。見た目の顔色は良いが「体の中はごった返している。食事後に卒倒するという原因不明の症状が続いている」と明かした。

 CDには、自作曲「がんの顔つき悪くても」を収録。「どんなにがんが強くても どんなにがんがあばれても こわくはないぞ 負けないぞ 発明するぞ治療法」と、自身が発明した灯油ポンプを振りながら歌った。最新著書「打ち破る力」(世界文化社 1300円=税別)を今月23日に発売。逆境を乗り越えてきた経験や人生哲学をつづったという。