名古屋市の寄席「大須演芸場」が明日22日に再開場するのを記念し、同日午前に桂文枝、柳亭市馬、林家木久扇、桂ざこば、三遊亭好楽、桂米団治、林家正蔵、春風亭昇太、林家たい平、林家三平が大須商店街を「お練り」する。東西の人気落語家たちがこれだけ集結するのは珍しく、直後のこけら落とし興行に出演する。

 大須演芸場は65年に開場した名古屋唯一の演芸場。同演芸場相談役のエッセイスト海老名香葉子さん(81)は「文枝さんに電話で出演を頼んだら、翌日私の家に来て『何でも手伝いまっせ』と言ってくれた。落語家の皆さんが演芸場の復活に期待しています」。23日からの開場特別寄席に三遊亭円丈、柳家権太楼や若手も出演する。「少しでも仕事の場を増やしてあげたい。全国で活動する芸人さんにも出てもらいたい」。