3月1日に宝塚歌劇団に入団した102期生が18日、兵庫・宝塚大劇場で初日を迎えた「こうもり」「THE ENTERTAINER!」で初舞台を踏んだ。

 102期生は元女優で実業家、君島十和子さん(49)の長女、蘭世惠翔(らんぜ・けいと)ら39人だが、この日は体調不良で1人休演し、38人が出演した。

 幕開け前の口上には羽織はかまの正装で臨んだ102期生。恒例の新入団生によるラインダンスは、2幕のショー序盤だった。

 演出を担当した野口幸作氏は「春の空に飛び立つイメージ」して構成したといい、星組2番手スター紅(くれない)ゆずるが応援歌「FLY ENTERTAINER!」を歌う中、大階段に102期生が登場。全員で「102」の人文字を作り、拍手を浴びた。

 衣装は「春の小鳥」がテーマ。桜を想起させるピンク色を基調にした衣装に身を包み、102期生はタカラジェンヌとしての第1歩を踏み出した。