尾上松也(31)主演のミュージカル「狸御殿」(8月1~27日、東京・新橋演舞場)の会見が28日、都内で行われた。

 「狸御殿」は狸の国の若君狸吉郎と娘狸きねたの恋物語で、39年公開のオペレッタ映画の傑作。96年に市川染五郎主演、宮本亜門氏演出の音楽劇として上演され、今回は20年ぶりの再演。

 演舞場で初の主演となる松也は「子役の時から出ていた演舞場で、いつか責任を任される公演をしたいと思っていたので、光栄で、誇りです。絶対成功させたい」。

 音楽も初演より5曲増やし、宮本氏は「日本のエンタメ満載で、幕の内弁当のような舞台。初演よりもバージョンアップしている」と言えば、松也も「パワーアップして、新作のつもりで挑みます。8月はリオ五輪よりも熱い舞台を届けたい」と話した。共演は瀧本美織、渡辺えり、小倉久寛、赤井英和ら。