SUPER★GiRLS前島亜美(19)が31日、東京・EXシアター六本木で卒業公演を行い、グループを卒業した。

 10年6月のグループ結成時からのメンバーで、昨年6月からはリーダーも務めた。オープニングには1人でステージに上がり、ファンに感謝の思いを伝えた。

 「今回は突然の卒業発表、イベント開催にもかかわらず、こんなに多くの方に集まっていただいて、幸せです。私はスパガの1期生としてデビューして、最初は最年少でした。小さい頃からアイドルが大好きで、自分がアイドルになれたときは、最高のアイドルとしてみなさんに元気を与えられるようにと、ここまでまっすぐ正直に生きてきました。この7年は私にとって、10代のすべて、青春、人生のすべてといっても過言ではありません」。

 「皆さんに1番お伝えしたいのは、私の心からの感謝の気持ち、歌もダンスも習ったことがなくて、何も出来なかった私を、(愛称の)『あみた!』ってたくさん応援してくださった皆さんがいたからです。不器用で悩んでばかりで、私の理想のアイドルとは違う形になっていたかも知れませんが、それでも『あみたが好きだよ』と言ってくださる皆さんに支えられました。7年間、たくさんの愛情をありがとうございました」。

 「卒業を発表したときに、たくさんの方が背中を押してくださった方が多くて驚きました。自分の7年間が、誰かの心にあったんだと、頑張ってきて良かったと思いました。リーダーになって1年で、なぜこのタイミング? と思った方もいたと思います。でも、私にとってSUPER★GiRLSは本当に大切なグループ。飛躍を心から願っていますし、特に1期のみんなに幸せになってほしいと思っているので、私も新たな道で負けないように頑張ろうと思います」。

 公演では、「MAX!乙女心」など7曲を披露。アンジャッシュ児嶋一哉や、古坂大魔王ら、番組共演者からメッセージも寄せられた。最後は、メンバーが前島へのサプライズとして「空色のキセキ」をファンとともに歌った。

 浅川梨奈(17)ら後輩メンバーからはもちろん、同期の1期生からは涙ながらにメッセージを贈られた。前島は「こんな私を愛してくれてありがとうございます。“スパガのあみた”として、やりきりました!」と最後は笑顔で、アイドル人生に別れを告げた。

 卒業後は、女優や声優として活動する予定。公演前には報道陣の取材にも応じた。卒業後は、恋愛解禁になるが「もう二十歳になるので、取り戻していきたい。ずっと恋愛とは疎遠なので、まずは恋愛小説や映画を見て勉強したいです」と笑顔を見せていた。