タレント坂口杏里容疑者(26)が、交際相手の30代ホスト男性から現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁新宿署に恐喝未遂容疑で逮捕されていたことが19日、分かった。同署は認否を明らかにしていない。おバカタレントとして活躍していた同容疑者は、昨年秋に改名してAV女優に転身。新ジャンルで活躍していたが、転身前から金銭トラブルが報じられていた。

 逮捕容疑は今月18日、ホスト男性から金を借りようとしたが断られたため、携帯電話から会員制交流サイト(SNS)を通じて、「貸さないと2人の交際関係が分かる写真をばらまく」という趣旨のメッセージを送り、現金3万円を脅し取ろうとした疑い。

 捜査関係者によると、写真に男性の顔は写ってはおらず、ホテルで撮影された、男性を想像させるモノが写っていたという。以前からこの男性との間では、借金を何度も繰り返していたという。

 同日夜に東京・新宿区内で待ち合わせをし、午後9時すぎに男性が路上で取り押さえて「逮捕しています。来てください」と110番通報。駆けつけた同署員に引き渡した。

 坂口容疑者は13年に大腸がんで死去した女優坂口良子さん(享年57)の長女。08年ごろから芸能活動を開始し、母子でテレビのバラエティー番組に出演するなど、2世タレントとして活躍した。おバカキャラで人気を博し、14年末から、バイきんぐ小峠英二(40)との交際で、芸能マスコミをにぎわしたものの約半年で破局した。