歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が7日、都内で行われた「第36回ベスト・ファーザー イエローリボン賞」発表・授賞式に出席した。

 海老蔵は学術・文化部門で受賞した。壇上でインタビューを受けた海老蔵は「子どもたち、僕に似てるなぁと思いますか?」と聞かれると「出来る限り、私には似てほしくないですけど」と言い、会場を笑わせた。

 2人の子どもについても、質問が出た。長女の麗禾ちゃんについて、海老蔵は「娘の方は比較的、何でもしっかりしていまして、親が大変な時はバックアップに回るというような、律義な娘に今のところ育っています。個性は豊かですね」と語った。

 一方、長男の勸玄くんについては「せがれの場合は、歌舞伎を、もう…」と言った後、6日夜にブログに書いた、歌舞伎ごっこの話を始めた。勸玄くんは顔に歌舞伎の隈(くま)取りを描いたが、墨は落ちたものの、赤い部分だけ残ってしまったという。

 海老蔵 昨日も、油性のマジックで化粧して、寝ちゃいました。お風呂場でも落とせなくて、今日も幼稚園にそのまま行きました。ちょっと、かぶいているなと。

 普段の子育てについては「比較的、自由にやるようにしてますが、あまり自由すぎて、ちょっと困っているところも最近は出てきたかなと。大きく見守るということが、1つ大切だなと思っています」と言い、笑みを浮かべた。

 海老蔵は、父親になって変わったことは? と聞かれると「特別、変わったところはありませんが、唯一、変わったかなと思うのは、守る者ができていくということですかね? 責任感というか、結婚して守る者が出来て変わったかなと」と語った。

 芸能部門は、新曲「お義父さん」がヒット中のはなわ(40)、スポーツ部門はFC東京の元サッカー日本代表FW大久保嘉人(34)が受賞。政治部門は平井伸治鳥取県知事(55)、経済部門は劇団四季の佐々木典夫会長(70)が受賞した。【村上幸将】