土屋太鳳(22)が森山未来(32)主演の舞台「プルートゥ PLUTO」(来年1月7~28日、東京・渋谷シアターコクーン)で初舞台を踏むことが22日、分かった。2月に英国、オランダ、ベルギーのヨーロッパ公演を予定しており、森山とともに世界デビューを飾る。

 「プルートゥ」は漫画家手塚治虫さんの漫画「鉄腕アトム」の「地上最大のロボット」をもとに、漫画家浦沢直樹氏とストーリー共同制作者の長崎尚志氏によって誕生した人気漫画。人間とロボットが共存する時代に、世界最強といわれるロボットが次々と破壊される事件の解決に挑むアトムや刑事ロボットのゲジヒトらの姿を描いた。舞台版は15年に森山主演、世界的振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ氏の演出・振り付けで初演された。

 今回は、森山が再びアトムを演じ、アトム生みの親の天馬博士を柄本明、お茶の水博士を吉見一豊が演じるほか、土屋がウランとゲジヒトの妻ヘレナの2役に挑戦する。

 森山は「新鮮な気持ちでブラッシュアップを重ねて作品がより豊かになるよう精進できれば」と話す。土屋との初共演については「いつか関わることができればと思っていた。アトムとウランのデュオができたりしたら面白い」という。

 高い身体能力でダンスも定評ある土屋は「演技に心を奪われて12年。『舞台』という場所に憧れ続けてきました。舞台の上でウランとヘレナとして生きたいと思います」。

 ゲジヒトは大東駿介、天才科学者アブラーは初参加の吹越満が演じる。構成・演出も新しくなり、3月上旬に大阪公演も予定。