がん闘病中だった漫画家のくりた陸さんが、亡くなったことが明らかになった。秋田書店の公式サイトで10日、発表された。

 秋田書店エレガンスイブ/フォアミセス編集部は、「去る7月4日未明、漫画家くりた陸先生が逝去されました。フォアミセス8月号の巻頭カラー100pを描き切った直後、フォアミセス発売日の翌日のことでした」と発表。くりたさんは再発したがんが全身に転移し、その影響で左目の視力を失って日常生活もままならない状態だったという。

 そうした中で亡くなる直前まで創作活動を続けていたという。「くりた先生のプロ漫画家としての強烈なまでの矜持が、ご自身を支えていたのだと思います。これまでのご功労に敬意を表するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼した。