人生初の富士山登頂に成功し、頂上で「富士山頂上 奉納落語会」を披露した桂文枝(73)が14日午前、無事に下山した。

 文枝は04年に登頂リタイアの雪辱のため、今回は入念な準備を経て、富士山に挑戦。あいにくの雨と、高山病のような症状に苦しまされながらも、13日午前4時25分から10時間をかけて山頂へたどり着いていた。

 ただし、到着予定時間から2時間以上も遅れ、雨で視界が厳しくなっていた状況、岩場の多い富士宮ルートを選んだことなどから、前日13日は下山をあきらめ、途中の小屋にとどまっていた。

 所属事務所はこの日午前、文枝が無事に下山したことを確認。文枝自身も下山後、公式ブログに「危うく8合目でドクターストップが」「とにかく酸素を肺にれ込むことを考えて、予定より大幅に遅れて、休み休みなんとか、テッペンを取りました」とつづり、この日朝に下山したことを報告した。