高岡早紀(44)が10日、人生初のインストアライブを都内で行った。

 3年ぶりの新アルバム「SINGS-Daydream Bossa-」発売記念イベントとして開催した。白い特製Tシャツに、デニムと黒のピンヒールを合わせた大人カジュアルなスタイルで登場。約150人を前に「人生初めてのことなので、少し緊張します」と言いながらも、終始笑顔でステージを終えた。「とてもいい経験。ファンの皆さんと交流ができてうれしかったです」と声を弾ませた。

 現在、シングルマザーとして、長男(19)次男(17)長女(6)の3人の子供を女手一つで育てている。アルバム収録曲「永遠のダンサ」には、長女がコーラス参加した。「レコーディングに連れていって、暇そうにしていたので」と“コーラス起用”について説明。「すごく楽しそうにしていました。出来上がったものを聴いて、すごく喜んでいました。親としては子供のことですから、(歌声は)メチャメチャかわいいです」とうれしそうに明かした。

 同アルバムでは、初めて作詞にも挑戦。詞を書き下ろした「I see your face」は、ジャズピアニスト山下洋輔(75)が作曲を担当した。ライブハウスを経営していた父親と山下は親友で、幼い頃から山下を知っていたという。「山下洋輔さんに作曲なら、私が絶対に(詞を)書かないといけないと思いました。娘に向けて書いた詞ですが、多くの人にとってもハッピーな未来を感じてもらえれば」。

 歌手デビューは88年。女優デビューよりも歌手デビューの方が先だった。「女優になりたかったので、歌を嫌いでやめたわけではないです」。しばらく音楽活動をストップしていが、14年から再開した。大みそかのNHK紅白歌合戦出場を狙うかと聞かれると「そういう目標はない」とやんわり否定。「楽しく歌えて、曲を聴いていただける人がどんどん増えればいいです」と話した。