広島が37年ぶりのセ・リーグ連覇を達成した18日の「阪神-広島戦」(RCC・中国放送)の平均視聴率が35・9%(午後2時~同5時27分)を記録し、今季の同局デーゲーム最高となった。

 RCCによると、瞬間最高は午後5時13、14分の55・1%。9回2死、広島の中崎投手が阪神・伊藤隼を遊飛に打ち取り、優勝を決めた瞬間だった。また緒方監督インタビュー中の同5時22分にも同じ55・1%を記録した。

 広島地区では、午後1時55分~同2時、同2時~同5時27分、同5時27分~同50分の3分割で放送されており、試合直前の5分間は平均17・5%、試合後の23分間は平均44・6%にまで達した。

 試合はデーゲームだったため、今季の広島戦中継1位の平均43・7%(9月14日、DeNA戦=NHK総合)には及ばなかったものの、RCC編成部は「優勝を放送できてよかった」とコメント。

 同局員によると、連覇へのカウントダウンが始まってからは、真っ赤な特製のカープTシャツを用意。「試合がある日は皆、『Veryカープ!』Tシャツを着て、カープを盛り上げてきました。今日も祝勝で、赤いTシャツを全社員、着るように(言われて)いますね」と話した。

 また、25年ぶりの優勝を決めた昨年9月10日の「巨人-広島戦」(NHK総合)は、平均60・3%だった。

 数字はビデオリサーチ調べ、いずれも広島地区。