ショーケンこと萩原健一(67)の歌手活動50周年記念アルバム「LAST DANCE」が25日に発売された。

 67年にグループサウンズ、ザ・テンプターズのボーカルとしてデビューしてからの軌跡をロックンロールで歌い上げている。

 ザ・テンプターズは67年10月にレコードデビュー。「エメラルドの伝説」などのヒットを飛ばして70年に解散。萩原は翌71年に元ザ・タイガースの沢田研二(69)とツインボーカルのPYGを結成して、日本語のロックを追求した。

 その後、日本テレビ系「傷だらけの天使」「太陽にほえろ!」「前略おふくろ様」など俳優としても活躍して、新境地を開いた。70年代後半からは俳優とリンクしてソロのボーカリストとして、ライブにこだわって突き進んできた。

 他のシンガーと競作となった「大阪で生まれた女」や「愚か者よ」といったシングルナンバーでは、ショーケンならではのソウルフルな歌唱で圧倒している。越路吹雪の代表作である「ラストダンスは私に」のカバーでも、シャンソンをロックに消化できることを見せつけている。

 ザ・テンプターズ時代の「エメラルドの伝説」をはじめとして「ぐでんぐでん」「酒と涙と男と女」など全13曲に、萩原の50年が凝縮されている。

 12月20日には「KENICHI HAGIWARA LIVE2017 DVD&フォトブック『LAST DANCE』」も発売。10月4日に行われた「Kenichi Hagiwara 50th Anniversary Premium Live ~Last Dance~ Vol.2」の大阪公演の模様を完全収録。今年のライブツアーを撮影した豪華フォトブックが封入されている。