グラビアアイドルで「セクシー番長」の異名を取る小田飛鳥(27)が25日、東京・後楽園ホールで行われた「2017クイーンズクライマックスIN後楽園ホール」でほろ苦い敗戦を喫した。メキシコ女子プロレス界の第一人者、セシウス(28)に格の違いを見せつけられた。

 入場直後は、Iカップ、93センチのバストと谷間を強調する、自らデザインした蛍光グリーンのタンクトップと黒いエナメルのミニスカートというコスチュームで、「セクシーさ」をアピールした。

 15分1本勝負で青コーナーからゴングと同時に勢いよく飛び出すと、かに挟み、エルボー、キックで先制攻撃を仕掛ける。バックを取って倒すと左足首をリストロックで決めたが、170センチ、55キロの体格をもってしても、163センチ、67キロの鍛えられた肉厚ボディーにはかなわない。逆にバックを取られて体重を乗せられる。2分29秒、裸絞めでレフェリーストップとなった。「実力さもあるし、体格的に厳しいと思った。先制攻撃を仕掛けたけど、ビクともしなかった」と悔しさをかみしめた。

 今年9月、東京・新木場の「覆面MANIA38」でプロレスデビュー。5分1本勝負のエキシビションマッチで、覆面女子レスラーのバンクーバー・キャットと対戦し、ドローだった。今回練習を積んで、プロレスの聖地のリングに上がったが、ほろ苦い経験となった。

 「私を応援してくれる空気を感じられたのは幸せ。セクシー番長の心はポキッと折られたけど、マゾ心に目覚めた感じだった。2回リングに立ってプロレスの楽しさ、難しさ、奥深さを知った。今後もかかわりたい」と話していた。