臼田あさ美(33)が11日、東京・新宿武蔵野館で、主演映画「南瓜とマヨネーズ」(冨永昌敬監督)の初日舞台あいさつを行った。

 同名漫画が原作で、ミュージシャンを目指す恋人と忘れられない元彼との間で揺れる女性心を繊細に描いた作品。恋人を太賀(24)、元彼をオダギリジョー(41)が演じた。

 今年1月に、ロックバンドOKAMOTO’Sのドラム、オカモトレイジ(26)と結婚した臼田。自分だったらどちらの男性を選ぶか聞かれると「私はどっちも嫌ですよ! 私が演じたツチダも大した女じゃなと思いますけど、男性陣2人もしょうもない」と苦笑した。しかし「男と女は、しょうもなくったって引かれたりするものですからね」と、主人公には共感を示していた。

 ミュージシャン役の太賀は、観客を前にギター弾き語りで生歌を披露した。「(舞台あいさつ約3時間前の)7時半に劇場に入りまして、今日はずっとそわそわしてます」と話した太賀だが、本番では堂々の弾き語りで観客を魅了した。臼田は「親のような気持ちで見守ってしまいましたね。太賀君の歌はピュアで、まっすぐ」とうっとり。オダギリは「この中で歌うってすごい。やらせるほうもやらせるほう」と笑いながら、「やりきる太賀君はすごい。役者にしておくのがもったいない」と最大級の賛辞を贈った。