英国のヘンリー王子(33)が27日、米女優メーガン・マークル(36)と婚約し、来春に結婚することが英王室より正式発表された。

 父親であるチャールズ皇太子は2人の婚約を発表できることを喜んでいると声明を出し、王室の公式ツイッターでもエリザベス女王とフィリップ殿下は2人を祝福し、多幸を祈るとのメッセージを寄せている。2人が婚約したは今月初めで、エリザベス女王や両親、親しい親族ら数人のみがこの事実を知っていたという。マークルは結婚に備えてすでに出演していたドラマ「SUITS/スーツ」を降板しており、結婚後はケンジントン宮殿のノッティンガム・コテージで一緒に暮らすという。

 2人は昨年7月に共通の友人を通じて知り合い、意気投合。昨年11月に公に交際を認めて以来、英国とマークルの住むカナダを行き来しながらデートを重ねてきた。ヘンリー王子は今年9月にはスコットランドのバルモラル城で休暇中だったエリザベス女王にマークルを紹介し、結婚の許しを得たと伝えられていた。交際当初はマークルに離婚歴があることや母親がアフリカ系であることから王室は結婚に反対していると一部メディアが報じていたが、2人は静かに愛を育んできたようだ。英王室にとっては来年はキャサリン妃が4月に第3子出産予定だと言われており、おめでた続きの年になりそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)