歌舞伎俳優市川海老蔵(40)が23日、都内で、東京・新橋演舞場で行われる「新春歌舞伎公演」(3日から26日)夜の部「日本むかし話」の稽古場公開を行い、取材に応じた。

 「日本むかし話」の「かぐや姫」には、長女麗禾(れいか)ちゃん(6)が出演する。稽古場にはまだ姿を見せていないが、毎日踊りの練習をしているという。その様子について「子どもはのんきなもんです。(稽古場には)1番遅くにフッと来て、フッと帰るんじゃないですかね」とマイペースぶりを明かした。稽古の付け方について「厳しすぎてもゆるくてもダメ。彼女が1カ月間続けられるように、急がず慌てず進んでいけたら。厳しくしすぎて嫌われては大変ですから、親としては」と苦笑いした。

 18日に、妻沙織さん(33)との間に第1子となる男児が誕生した中村獅童(45)も出席した。ともに登壇した演出家の宮本亜門氏(59)から「幸せでしょ?」と聞かれると、うれしそうに「はい」と答えた。子どもの命名について聞かれると「決めました。父と母から1文字づつもらいまして。(母親の)陽子の「陽」と(父親の)三喜雄の「喜」で陽喜(はるき)と名付けました」と明かした。「すくすくと、伸び伸び、おおらかに育ってもらえれば」と子どもの成長を願った。

 取材後は、夜の部「日本むかし話」から「風如白狗怒涛之花咲翁物語。」の公開稽古を行った。

 海老蔵、獅童、宮本のほか、市川右団次(54)が出席した。