石原裕次郎新人賞の竹内涼真(24)は、インフルエンザのため授賞式を欠席した。所属事務所ホリプロの菅井敦常務取締役が竹内の手紙を代読。「『帝一の國』は、若手俳優で現場で切磋琢磨(せっさたくま)しあって、自分の大きな財産になっています。僕は見てくださる方々が楽しんだり、元気になったり、夢や希望を持っていただけたら、こんなにすてきなことはないなと思い、この世界に入りました。これからも初心を忘れず、周囲の人たちを大事にして、自分の目標に近づいていきたいです」とコメントを寄せた。

 14年に同賞を受賞した東出昌大(29)も祝福に駆けつけた。竹内の印象を聞かれた東出は「さわやかな好青年だけど、画面から力が出る。僕も大好きな俳優さん」と述べ、「インフルエンザは事故みたいなもの。ニュースを見た方は手洗い、うがいをして、すてきな年末をお過ごしください」と笑いを誘った。まき子夫人は、裕次郎さんも冬に風邪をひくことが多かったと明かし「風邪をひくのは生きている証拠。ゆっくり養生して、大活躍して、素晴らしい俳優さんになってほしいと願っています」とエールを送った。【杉山理紗】