演歌歌手小金沢昇司(59)が20日、都内で新曲「おぼえていますか」の発売記念イベントを行った。今年は30周年イヤーで、8月には60歳になる。

 ファン50人を前に新曲など5曲を披露し、ブレザーなどの私物衣料50点も販売。売上金はチャリティーとして寄付する予定。これまでにも08年にカンボジアに井戸7基を堀り、15年にはタイの小学校に文房具などを寄付してきた。「人の役に立ちたいんです」。

 イベント後には取材に応じ、「ファンに支えられての30年は早かった。でも、北島(三郎)師匠の付き人をしていた5年は長かったなぁ~。いろんなことがあった」と振り返った。

 ある日、寝不足で車の運転をしていたら「おい、交代しろ」と言われたことがあるという。「師匠は本当に周囲の人をよく見ているんですよね」と懐かしそうに振り返った。

 今年はダブルの節目の年。「歌手だからできること。そして歌手なのにやるの? みたいなこと。いろんなことをやりたい。よし、再出発だと思います」と意欲を見せた。

 声が出る限り歌い続ける覚悟も語った。「お客さまに恥ずかしい声を聞かせるわけにはいかないから、声が出なくなったら引退。でも、それまでは全力で歌いますよ」。