女優の遠野なぎこ(38)が、音楽プロデューサー小室哲哉の引退騒動について「公開イジメのような気がした」と、生放送で涙を流した。

 22日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」は、小室が「週刊文春」で看護師女性との不倫疑惑を報じられ、そのケジメをつける形で引退を表明した一連の騒動を取り上げた

 遠野は、小室が会見で自身の体調や、闘病中の妻でglobeのボーカルKEIKOの病状、および介護の苦悩などを赤裸々に語ったことについて、「あれだけ正直すぎる会見に涙が出ましたね。自分を守ることでいっぱいいっぱいの人が多いじゃないですか。今回、クスリともできない記事にしてしまったことは、文春さんが一線を越えてしまったし、男性として絶対に世間に言いたくないことを、夫として妻の病状とか言いたくないことをすべてあんなに正直に話して、なんか公開イジメのような気がしました」と涙ながらに語った。

 さらに遠野は、小室が自身の才能に限界を感じたと語ったことに「才能のかたまりの人だからこそ、昔とちょっと違ってきちゃうということにどれだけの恐怖を感じてこの人は孤独と戦ってきたのかと思うと……」とおもんばかり、不倫疑惑報道について「心の支えを求めてたっていいじゃない。1人の人生を終わらせましたよね、本当に罪深いと思います」と断罪した。

 またタレントの武井壮は、昨今の不倫スキャンダルをめぐるメディアと世間の風潮について「異常だと思わない? 程度が低い」と批判。「人のシモのことを散々メディアがやってさ。もっと本当に自分たちの暮らしに幸せと直結する政治のことだったりとかがおろそかになってて、どんどん形が変わっちゃって生活が苦しいだのなんだのっていう人がどんどん増えてるのにさ、そんな人のシモのことで国民全員がわちゃわちゃやって、人が仕事なくなったり不幸になったり番組終わったり、程度の低いことでごちゃごちゃやってるなって思うから、そんなことがステキな仕事だと思って自分の人生を掛けられることなのかな」と疑問を投げかけた。