ジャニーズ事務所は31日、所属タレント写真のネット掲載を解禁すると発表した。この日、関ジャニ∞錦戸亮(33)が東京・有楽町の外国特派員協会で行った主演映画「羊の木」(2月3日公開)の会見が解禁第1号となった。

 ジャニーズ事務所はこれまで、タレントの肖像権保護の観点から、肖像や映像の使用制限をしていた。この日配布した文書では「近年のスマホを中心とした情報伝達、情報処理が大きな比重を占めるようになった市場の変化に、段階的に対応してまいりました」としている。

 16年夏からファンクラブ会員のウェブ登録システムやコンサートの電子チケット導入などを皮切りに、ウェブ時代への対応を進めてきた。さらに17年11月にネットフリックスによる全世界配信オリジナルドラマにジャニーズWESTが出演、さらに同12月には、V6岡田准一がLINE LIVE(ライン・ライブ)を行うなど、タレント活動の場においても新たな対応を進めてきた。

 こうした動きと連動する形で、16年4月に一部映像のYouTube掲載、翌17年4月からは宣材写真のSNS使用も開始、さらに同8月からは、CDやDVDのジャケット写真の販売サイトでの使用も始めていた。またKinKi Kidsのデビュー20周年企画として、GYAO!との連動で同7月から「20周年イヤー特別サイト」を展開、プロモーション映像の配信だけでなく、一部映像商品の配信にも乗り出していた。

 今回の解禁により、記者会見、囲み取材、舞台あいさつなど、タレントが登壇した際の写真は、ウェブ上のニュースサイトで掲載可能となった。