ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(45)は、「下町ボブスレー」のプロジェクト推進委員会が契約中のジャマイカチームのそり未使用問題でジャマイカボブスレー・スケルトン連盟に損害賠償請求の法的措置を取ることを表明したことについて、「逆ギレとかみっともない」と批判した。

 同委員会は16年7月に同連盟と平昌五輪で下町ボブスレーを使用する契約を締結。だが、昨年12月から同連盟がラトビア・BTC製のソリを使い始め、以来、再三に渡り下町ボブスレーの使用を呼びかけていた。同委員会は5日、都内で会見を開き、ジャマイカチームが平昌五輪でそりを使用しなかった場合、契約解除および損害賠償として1台につき6800万円を請求するとした。

 堀江氏は6日、ツイッターでこの騒動に言及し、「下町なんとかとかノスタルジー以外の何物でもない。それを否定されて逆ギレとかみっともない」とチクリ。同連盟側の契約違反を指摘する声に対し、「まあ契約書にそれ書いてあるんだったらそれはそうなんだろうけど技術が認められなかったのは事実な訳で、技術的に劣ったものを使いたくないアスリートサイドの気持ちを考えたら今の時期に訴えるとかいうのはみっともないよねって話よ。しかも技術がウリな団体なわけでしょ。俺なら今やらないね。むしろ、技術的に劣っていたのならカッコ悪いので訴えない。スルーする」と持論を展開した。

 さらに「こんなんネガティブキャンペーンでしかないやん。『日本のモノづくり』なるものが劣化した象徴だよね。それをノスタルジーと言っている」と指摘。「競争力のある技術があるならば努力次第で今の世の中いくらでも資金調達できる。それをオーナーシップとか嫌悪感情とかで出来ない理由を探してるだけ」と切り捨てた。