A.B.C-Z橋本良亮(24)と河合郁人(30)の主演舞台「コインロッカー・ベイビーズ」が、7月11日から東京・赤坂ACTシアターで再演されることが26日、分かった。公演ごとに、2人が主役の2人を入れ替わりで演じる異例のダブルキャストに挑戦する。

 村上龍氏が80年に発表した小説が原作。コインロッカーに置き去りにされた赤ちゃんの中から生き残ったハシとキクが主役。おとなしい性格のハシは感受性が強く、世の中の全ての音源に耳を傾けるようになり、歌手としてデビューする。一方のキクは頭よりも体を先に動かすタイプで、陸上の棒高跳びで活躍するが、不思議な少女アネモネ(山下リオ)と出会い、世界を破壊するために動きだす。

 昨年6月の初演では、橋本がハシ、河合がキクを演じていた。今回は、全く違う2役を公演によって演じ分けることとなる。橋本は「せりふも歌のハモリも2人分覚えなければいけないので不安もありますが、『橋本はキクもできるんだぞ!』とアピールできるように、キク役を奪うぞ、という気持ちで挑みます」。河合は「お芝居に幅が広がったらいいなと思います。チーム一丸となって頑張ります」と意気込んだ。