女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の26日放送の第146話が19・7%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、てん(葵わかな)とトキ(徳永えり)は、つばき(水上京香)や子どもたちと、りん(堀田真由)を頼って滋賀・米原の農家に疎開した。疎開先の主人・横山治平(西川きよし)は、「笑いなんてくだらん」と、てんたちを毛嫌いする。一方、大阪では風太(浜田岳)や芸人たちの慰問中にも空襲があり、身の危険がひしひしと迫っていた。そして大空襲が始まり、風太たちが奮闘するも、南地風鳥亭は火に包まれていく、という内容だった。