加山雄三(80)が28日、東京・JR御徒町駅南口広場で米映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」(4月6日公開)のPRイベントに出演した。自分が出演していない作品のPRイベントに出演するのは、芸能生活58年目にして初めてのこと。アイドルグループ乃木坂46の斉藤優里(24)川後陽菜(20)との共演に、終始ご機嫌だった。

 「ジュマンジ-」は、ごく普通の高校生たちが冒険ゲームの世界に吸い込まれてしまい、現実の世界に戻るためさまざまなミッションに挑む物語。1度死んでもゲームの世界に復活できる「ライフ」の制度が導入されるなど、ゲームの世界が忠実に再現されている。 ジャングルに迷い込んだ主人公たちの前には、ゾウなどのさまざまな動物が立ちはだかる。加山はゲーム好きなことに加えて、名前に「ゾウ」が入ることからイベント出演に至ったが、この日は「ゾウって名前に付いていて良かったなと思いました」と笑った。

 乃木坂46の2人と対面すると、「こんなに若くてかわいい人を見ることはめったにない」と大はしゃぎ。米国の高校に通う孫が大ファンだと明かし、「この間、あなたたち、握手会やっていたでしょう? その中にいたんだよ。自慢してたもん。183センチくらいあってさ、イケメンって言われたって!」とハイテンションでまくし立てた。

 「ジュマンジ-」では、ゲームの世界に吸い込まれた主人公たちは、容姿や能力、性格まで全てゲームのキャラクターに変身する。そんな設定にちなみ「入れ替わってみたい人」を聞かれた加山は「アイドルだね」と答え、「俺、踊りなんて全然できないからさ。キャーキャー言われてさ、いいね~」とニヤリ。集まった観客から「若大将!」と声援を浴びると、「ありがとう!こういうイベントはいいねえ~。(ファンと)会話もできちゃうんだな」と楽しげに笑った。

 映画は一足早く試写で鑑賞したという。「人間がゲームの世界に入っていって、(ゲームのキャラクターと)入れ替わって、いろんな体験をする。その体験で、大切なものを見つけていくの。命の大切さとか友情とか、お互いに助け合って平和を求めるとか、とっても意味のあること。最後にどうなるか? これは感動するよ~」と見どころをアピールした。