生駒里奈(22)が6日、乃木坂46から卒業した。千葉・幕張メッセで、自身ラストとなる握手会イベントに出席。握手会前のミニライブにも出演し、乃木坂46としてのラストパフォーマンスも披露した。午後9時ごろに握手会を終えると、ファンの前であいさつした。この日は乃木坂46過去最多となる3万5000人が来場した。生駒のラストスピーチは以下の通り。

 

 え~。というわけで、卒業します。今。乃木坂46を。

 思えば、夏休み。高校1年生の夏休み過ぎたら、いじめられっ子の私が、スーパースターになっていたんですよ。そこから私の乃木坂46の人生は始まっていて、東京ドームのステージに立つまでになりました。

 そして、こんなに最後、電車とかの時間あるはずなのに、見送ろうと待ってくださっているファンの皆さん。別に今日来なくていいスタッフさんもちらほらいたり(笑い)。もう帰っていいのに、メンバーも見てくれたり。それだけで私、乃木坂にいた意味があるなって思います。

 舞台を通してとか、メディアを通して、いろんな人が生駒ちゃんって存在を好きになってくれて、ここだけじゃなくて、いろんなところに私の味方を作ることができて、本当に、入る前の自分からすると、こんなに人に恵まれる人生を私が生きれるんだっていうのが、すごい大発見です。

 まだ卒業するっていう実感が湧いてないんです。ぶっちゃけ。なぜなら私には、卒業してからも乃木坂のためにやることがあって。今もいろんな卒業生も頑張って活動してますけど、その中でも一番活躍して、「乃木坂の卒業生もすごいんだ」ってところを、世の中に見せつけるのが私の役目なので。だから卒業だからといって乃木坂の活動をやめるってわけでじゃないんですよ。やめてからも、乃木坂46のために活動するのが、私のやり方です。

 なので、根っこの部分、一番大切な乃木坂を、皆さんに守っていただいて。時々、私の様子も見ていてほしいなって…それくらいでいいですよ。今まで十分、助けてもらったので。ファンの皆さんには。それくらい大きかったです。皆さんありがとうございます。スタッフの皆さんも、ありがとうございます。

 さあ、というわけで、あと数時間したら、明日になって、「乃木坂46生駒里奈です」って言うことができなくなります。どうやって締めようかな…そうですね。では、最後の、乃木坂46としての、生駒里奈の言葉を聞いてください。「みなさんが誇りです! 本当にありがとうございました!」

 (大きな拍手を浴びる)

 私はウインクとかできないし、かわいいことできないアイドルで、ごめんなさい。でもきっと、これからの生駒里奈のほうが面白いので。それだけは保証して、家路につきたいと思います。皆さんも気をつけて帰ってください。お疲れさまでした!

 (お辞儀して退場すると、ファンから「生駒」コールを受けて笑顔で振り返る。泣きながら駆け寄った同期の秋元真夏とともに退場し、再び大きな拍手を浴びた)