カンヌ映画祭で最高賞パルムドールを受賞した「万引き家族」の是枝裕和監督(55)が、21日、NHK「クローズアップ現代+」(月~木曜午後10時)に生出演し、今後海外での映画製作を考えていることを明かした。

 是枝監督はカンヌ映画祭授賞式を終えた後に、仕事で向かったニューヨークから中継で出演した。外国人俳優を使って、海外で撮ることを考えているかと聞かれ「少しそんな思いもありまして、今、お声掛けいただいた役者の方たちと打ち合わせを始めたところです。日本で、ではなく外国で撮ろうと思っています。新しいものにチャレンジして、新しい監督として登場したい」と話した。

 東京のスタジオから出演した主演のリリー・フランキー(54)は「いろいろな国で違う人たちとセッションして、是枝さんがいつも見ているちっちゃな世界を、どんどん大きな舞台で見てみたい」と期待を寄せた。