元NHKの有働由美子アナウンサー(49)が15日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時)に生出演した。有働アナの民放ラジオの出演は、27年間勤めたNHKを3月31日付で退局後、初めて。

 有働アナは、NHK退局後に「もう1ランク、声が低くなった」と自らの体に変化があったことを明かした。また「大竹まことゴールデンラジオ!」の自由度の高さなど、公共放送NHKと民放の違いに驚きを感じていることも吐露した。

 有働アナは、「声が年々…辞めてから、もう1ランク、声が低くなった。ドスが効いた人生になってきますね」と語った。親交が深い番組金曜パートナーの室井佑月(48)から「(10月から日本テレビ系報道番組『NEWS ZERO』で)ニュースをやるんだとしたら、人が死んだ原稿とか読まなきゃいけない時、私みたいなキンキン声よりいいんじゃない」と返されると「ちょっと、やってみてもらっていいですか?」と1度はリクエストした。ただ、その直後、有働アナは「ええっ…やっぱり、いい。今、不謹慎で、ドキドキしました。こんなの絶対、NHKじゃダメです」とリクエストを撤回した。

 文化放送の太田英明アナウンサーから「ほとんど大丈夫ですよ、この番組。大竹さんなんか、セクハラ発言だらけですから」と言われると、有働アナは「本当に何でもありなんですね。これは、大竹さんのラジオだから、何でもありなんですか? 文化放送産自体が、何でもありなんですか?」と質問。腰痛で自宅から電話で出演したパーソナリティーの大竹まこと(69)をはじめ、出演者が他局の番組のことも平気でしゃべることに対しても、番組の中で素朴な疑問を呈していた。太田アナが「他の局に比べたら自由度が高いかもしれない。今後も」と返すと「はい」と、今後の出演に前向きな姿勢を見せた。

 また有働アナは、番組の中通販のコーナーで商品名を読んでいることに対し「商標を言っていること自体、あっ、いいんだ、民放…まだ所作も分からないし」と、驚きを感じたと素直な感想も口にした。