おぎやはぎの小木博明(46)と矢作兼(46)が、サッカーワールドカップ(W杯)のポーランド戦でボール回しを指示した日本代表西野朗監督の采配を称賛した。

 おぎやはぎの2人は28日深夜放送のラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」で、放送開始直前に終了した試合結果に大興奮。日本代表が決勝トーナメント進出を果たしたことに「日本、おめでとう! いやぁ、よかった」と歓喜の声をあげた。

 日本はポーランド戦の終盤、1点先行されていたものの、ボール回しで時間経過を待つ戦略を展開。グループ2位通過を狙う消極的な戦略に観客席からブーイングが起きたが、矢作は「勝ったらいいのよ、なんだって」と肯定。小木も「まぁ、賛も否もあるだろうけど、逆に言ったらああいう日本が、日本っていうあの国がさ、最後にあんなプレーをできるってすごくない? 大人だよ。あんなさぁ、攻めないで試合をちゃんと考えて勝負に徹したっていうか。日本なんて、今までがむしゃらに行くしかなかったんだよ、ワールドカップなんて。一生懸命やって、決勝に行ったらいいなぁってぐらいのレベルだった。あの作戦なんて、強豪国がやるやつだもんね。あれを日本がやる時代になったってことは、すごいことですよ」と持論を展開した。

 これまで日本代表が好調だっただけに自身を含めてサポーターたちは、1位通過を期待するほど「調子に乗っていた」という2人。矢作は「でも、冷静になってみたら、日本なんてよく考えたら今、決勝トーナメントに行くチームの中で一番弱い国だ、と。それが、勝ちに行くなんておこがましい、と。勝てるんだったらどんなプレーでもいいんだって考えに変わったんだよな」と、采配を下した西野監督の考えを推し量り、「あそこを冷静に判断した西野監督って、大したもんだよね」と称賛。小木も「あの人はすごい。全部を変えたよ」と脱帽した。