女優清原果耶(16)が初主演するNHKドラマ「透明なゆりかご」(20日スタート、金曜午後10時)の試写会が9日、東京・渋谷の同局で行われた。

 漫画家沖田×華さんの原作で、累計325万部を超える大ヒット漫画の初ドラマ化。産婦人科医院を舞台に、アルバイトの看護助手として働く女子高生アオイ(清原)の目線で、命とは何かを問う。

 主演と最初に知った時は「うれしいと同時に驚いた。不安も大きかった。責任も大きいし、プレッシャーもあった」というが「私、頑張る」と固い決心をして、シリアスなドラマに挑戦することを決めた。「こうした題材の作品に出ることができてうれしい。やりがいがあるし、充実した時間を過ごせています」。

 先輩看護師役の水川あさみ(34)は、清原を「度胸の固まり」と評価。「私が16歳の時には、こんなにしっかりした言葉で話せなかった」と感心していた。

 産婦人科院長役の瀬戸康史(30)は、収録を終えて一足早く帰ろうとすると「サボりですか?」と、清原から声を掛けられるエピソードを披露。「13歳以上も自分が年上なのに、メチャクチャいじられる」と清原のかわいらしい一面を紹介した。

 芸能事務所のオーディションでグランプリに輝いてから約4年。「ハングリー精神は持っています。自分の度胸? あると思います」と話す清原が、体当たりで初主演作に挑んでいる。