米アニメ映画「インクレディブル・ファミリー」(ブラッド・バード監督、8月1日公開)の日本語吹き替え版で声優に初挑戦したタレント小島瑠璃子(24)が21日、大阪市内で取材会を行った。同作は家族の絆がテーマの物語だが「いつか自分の家庭を持ちたいな」と願望を口にした。

 米アカデミー賞長編アニメ映画賞に輝いた「Mr.インクレディブル」(04年)の続編。主人公のヒーロー「Mr.インクレディブル」ことボブたちヒーロー家族が奮起し、ヒーローとしての仕事と家族の絆を取り戻すストーリー。主人公一家とともに活躍する重要なキャラクター・ヴォイド役の小島は「この映画をみていただくと『なんか、家族っていいな』って。めんどくさいこと、たいへんなこと、いやなことがたくさんあるけど、すべての事に勝っちゃう愛情と絆が一家にある」としみじみと話し、「いま自分の家族を大事にしたなと思うし、いつか自分の家庭を持ちたいなと思う」と語った。

 声優初挑戦には「吹き替えの難しさを痛感しました。何回、撮り直したか分からない」。それでもちょっと暑苦しいキャラ・ヴォイドは意外とすんなり演じられたという。出演オファーを受けたときに「キャラが似ている」と言われたが、実際に演じてみて「想像以上に暑苦しくて、すごくうれしい反面、確かに私に似ている。バラエティー番組に出演し、一番、テンション上がっているときの私にすごく似ている。改めて自分を俯瞰(ふかん)する機会をいただいた(笑い)。難しかったけど、入りやすかった」と笑顔で見せた。