志村けん(68)が26日、大阪・新歌舞伎座で、自身が主催・主演している舞台「志村けん一座 第13回公演 志村魂(しむらこん)」(27~30日)へ臨むにあたり、快眠と酒量節制に努め、酷暑を乗り切るプランを明かした。

 志村は同公演を06年から毎年上演しており、一昨年の同劇場公演で初日に肺炎を発症し、残り2日公演を中止にする無念を味わっている。一昨年も同じ夏(8月)公演で、今年は例年以上の酷暑だが、志村は「今日も稽古が終わったら(飲みに)行きますよ。おいしいお酒もですね、あの頃(一昨年のダウン時)に比べたら半分ぐらいですね」と言い、酒量を抑え、体力を維持しているという。

 加えて健康法は「よく寝ることですね」と言い、食生活については「ホテル住まいの方が、朝飯食えるしね。自分ん家は朝飯食えねえしっ! 誰もいねえっつうことで…」。独り身をぼやきつつ、健康への自信を見せた。

 その色恋については「衰えてませんよ、僕は何も変わってない」。最近、報道がないことには「カメラマンも飽きちゃったんですかね」と嘆き、笑わせた。

 舞台は2幕4場構成で、おなじみ「バカ殿様」と「コントライブ」の1幕に、2幕では志村が、三味線独奏も披露。2幕の2場目には松竹新喜劇をもとにした「一姫二太郎三かぼちゃ」を上演する。

 公演は27日に初日を迎える大阪・新歌舞伎座公演を皮切りに、8月17~26日に東京・明治座、同29日~9月1日に愛知・御園座と3カ所を予定。同公演“レギュラー”のダチョウ倶楽部・上島竜兵(57)は、長丁場ツアー開幕を目前に「はい、いつも(志村のおごりで)タダ酒オンパレードです」とニンマリ笑った。

 また、リーダー肥後克広(55)は「ここで振り向く-とか書いてる『ト書き』の天才。ト書きだけで笑わせるもん」と話し、寺門ジモン(55)も「毎回、同じことをしても笑わせる。すごい人」と、座長・志村への尊敬をあらためて口にしていた。