落語家の立川志らく(54)が、明石家さんま(63)のテレビ番組での発言を批判する声に対し、「あれはTVのショー」と弁護した。

 志らくは1日放送のフジテレビ系「ホンマでっか!?TV」にゲスト出演。バイキングでの料理の取り方について「一口サイズで盛る派」「一気にガッツリ盛る派」に分かれて討論が行われたが、「一口サイズで盛る派」の志らくが、一気に盛った料理が自分の口に合わなかった場合に困るため、まずはお試しとして一口分ずつ取るべきだと主張したのに対し、さんまは「(口に合わなかったら)別に残してもいいじゃないですか、バイキングって」と反論。この発言に志らくは「さんまさん、大先輩に申し訳ないんですけど、残してもいいじゃないでしょうかというセリフは、人間としてクズでございます」と切り捨て、笑いを誘った。

 それでもさんまは、志らくの考えに「わからんでもないけど、間違ってる。『お米食べなきゃお百姓さんがかわいそうだよ』とか言うけど、もう買ってるからね。お百姓さんはなんにもかわいそうじゃない」と再び持論を展開して反論。これに対し志らくも「買ってるから、お金を払ってるからなんでもやっていいという発想は、やっぱりクズです」とやり返し、番組を盛り上げた。

 さんまの発言に、ネット上では「食事を残すという行為に本当に1ミリたひとも罪悪感がないっていうのが、信じられない。軽蔑する」「お金払ってるんだから残せばいい、って胸くそ悪い」「平気でこういう事言えるなんて神経疑う」といった批判の声があがったが、志らくは3日、ツイッターで「ホンマでっかTVでは本当にさんまさんに感謝しています。私の言葉を全部受け止めてくれてそれを笑いにしてくれた」と感謝するとともに、「さんまさんの考えが酷いと怒っている方、あれはTVのショー。最高に盛り上がった。あんな小さなテーマをあれだけ盛り上げられたのはさんまさんのおかげ」と説明。「またバトルやらせて下さい」とつづった。