声優山寺宏一(57)が3日、12年に結婚した妻の声優田中理恵(39)と7月に離婚していたと、自身のツイッターで発表した。

 山寺は93年に声優かないみかと結婚したが06年に離婚しており、2度目の離婚となる。

 山寺は田中と連名で「このような私事をご報告するのは大変恐縮なのですが、2人で相談をし、報告させていただくことにしました。私たちは先月離婚届を提出致しました。2012年に入籍し沢山の方々に祝福していただきましたが、お互いが思い描く将来のために、それぞれの道を歩いていくことを選びました」と報告した。

 山寺は51歳の誕生日だった12年6月17日に、3年の交際を経て田中と結婚した。11年3月11日の東日本大震災で被災した地元宮城県塩釜市の支援に乗り出した山寺を、田中が心身ともに支えたことも大きく、年齢差を乗り越え、表現者としてもリスペクトしあえる存在として結婚したが、互いに別の道を歩むことになった。

 2人は「しかし、共に過ごした日々はかけがえの無いものであり、お互いに感謝の気持ちでいっぱいです。これからは声優仲間として、同じ時間を共に過ごした良き理解者として、良い関係でいられたらと思っています。今後とも2人を暖かく見守っていただけますと幸いです」(コメントは原文のまま)とした。

 ◆山寺宏一(やまでら・こういち)1961年(昭36)6月17日、宮城県塩釜市生まれ。東北学院大経済学部卒業後、84年に俳協養成所入り。85年「メガゾーン23」の中川真二役で声優デビュー。95年「新世紀エヴァンゲリオン」の加持リョウジ役などで人気を集め、洋画でもウィル・スミスやトム・ハンクスらの吹き替えを担当。176センチ。血液型A。

 ◆田中理恵(たなか・りえ)1979年(昭54)1月3日、北海道札幌市生まれ。声優専門学校在学中のオーディションでグランプリ獲得。98年3月発売のプレイステーションゲーム「悠久幻想曲2nd Album」でエンディング「永遠の親友」を歌い、芸能界デビュー。同年、声優の活動も始める。06年のフジテレビ系アニメ「働きマン」の松方弘子役で初主演。162センチ。血液型B。