落語家の立川志らく(54)が、政府が2020年東京五輪(オリンピック)・パラリンピックの暑さ対策に向けて、国全体の時間を夏の間だけ早めるサマータイム(夏時間)制度の導入を検討していることについて、「なんで五輪のために日常生活を変えられてしまうのか?」と疑問を呈した。

 志らくは10日更新のツイッターで「五輪のためにサマータイム導入?なんで五輪のために日常生活を変えられてしまうのか?秋にやればよいだけ。テレビの放映権の利権うんぬんで秋はやらないらしいがそれのどこが選手ファーストなのか?」と疑問を投げ掛け、「マラソン、いくら時間を早めても暑い」と指摘。「室内でぐるぐる回れ、と言いたくもなる」と述べた。

 安倍晋三首相は7日午前、サマータイム制度の導入の可否を検討するよう自民党に指示した。夏時間導入には、国民生活や経済活動に混乱が生じる恐れがあるとの懸念がある。政府、与党は慎重に検討する考えだ。首相は森喜朗氏との会談で「よく慎重に見極める必要がある」と述べた。組織委は20年7月24日に開幕する東京五輪での暑さ対策の切り札と位置付けている。