歌と笑いを融合させた「歌ネタ王決定戦2018」の決勝進出8組が20日、大阪市北区のMBSテレビで発表された。

 ファイナリスト8組は、さや香、アキラ100%、ミキ、超新塾、メンバー、ニッチェ、アイロンヘッド、どぶろっく(決勝ネタ順)。10組で争う敗者復活枠の1組が、ネタ順では先頭に入り、全9組で優勝を競う。決勝は同局で9月19日午後8時から、生放送で行われる。

 昨年、盆を使った裸芸でピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり」を制したアキラ100%(44)は、今年の嫌いな芸人ランキングで1位になった。

 アキラは、自身の名前などをインターネット上で検索する「エゴサーチ」をよくするそうで「なかなか手厳しいご意見もいただいている」と冷静に分析する。「裸(は)きついんじゃないかとか、いろいろ言われているけど、新しいネタで今年は歌ネタ王を取って、名誉の2冠を目指したい」と力強く意気込んだ。

 報道陣からは、芸風から生放送を心配する質問が飛び、アキラは「今年、正月にご迷惑をおかけしまして」と正月の生放送特番でのミスを告白。「(今回は)それ以来の生放送になっている。世間も1回は許してくれるが、1年で2回は多い。その辺は気をつけたい」と約束した。

 昨年、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」で3位に入った兄弟コンビ、ミキの兄昴生(32)は「歌ネタと言えばミキ」と自信満々。弟で相方の亜生(30)も「ほんとに自分で言うのも何ですが、僕らコンビって視聴率持ってるってよく言われる」。こちらも自慢げに話し、「(同番組の)視聴率さえ上げられれば、賞金なんか(いらない)。歌ネタを盛り上げたい一心なんで」と、番組の盛り上げに一役買うと誓っていた。